フォトショ中級者未満は押さえておきたい4つのポイント

言わずと知れた最強のフォトレタッチソフトPhotoshop(通称フォトショ)は、名実ともに優れたツールです。
しかし、その最強っぷりを遺憾なく発揮するには、日々の修練とその成果を活かせるだけの複雑な要件が前提となります。
専門学校でPhotoshop(当時3.0j)デビューし、仕事で15年以上使っている僕もPhotoshopの進化に追いつけていません。

ややこしい話はさておき、職場やコミュニティで見かけた独学フォトショ使いに伝えたい「それ、使わないともったいないですよ!」な機能や設定を紹介します。

残念なことにヘタに自力で加工するより質の高い素材を入手する方が簡単です。ただ、設定と操作の重要性は変わりません。

ポイント1
「単位・定規の設定」の使い分け

この設定は、カンバスサイズ、画像の解像度、情報ウィンドウ等に表示される数値の単位に影響します。
僕の記憶が正しければ、標準設定は「cm」だったかと思いますが、Web用の画像を作成する際は「pixel」へ、印刷用の画像を作成する場合は「mm」に変えておきましょう。

単位・定規の設定手順

画面上部のメニューより、編集(E)環境設定(N)単位・定規の設定(U)の順にクリックします。

定規・単位の設定画面
※画面の表示内容はバージョンによって若干異なります。画面はPhotoshop CS5.5のものです。

カンバスサイズや画像解像度のメニューから単位を都度変更していた人は、これだけで圧倒的に楽になります。

ポイント2
カラーコードを活用しているか

値が張るだけのことはあって、Photoshopのカラーピッカーは優秀です。
Adobe製でないソフトをいくつか使ってみると分かるのですが、カラーフィールド(座標っぽい画面)から感覚で選択したり、スポイトでクリックで画像内の色を取得したり、三原色や明度に数値を入力したり、カラーコードを入力して色を指定できるソフトはあまりありません。

使用する色を統一したい、特定の色を使いたい時はカラーコードの入力がベストです。
色の暗記やスウォッチへの登録を組み合わせると、より作業がスピーディかつ正確になります。

カラーピッカー
※画面の表示内容はバージョンによって若干異なります。画面はPhotoshop CS5.5のものです。

カラーコードについてもう少し

カラーコードは、光の三原色の強さを表しています。
6ケタの数値は、先頭からの強さをそれぞれ2ケタの00~FF(256を16進数にしたもの)で、例えば「FF0000」は原色の赤ということになります。
ちなみにすべての色を最大まで強めると原色の白(FFFFFF)最小の値にすると全く色のない黒「000000」となります。
この法則を三原色の頭文字からRGBまたは、加色混合と言います。

色についての詳しい情報は、KCCwebライブラリー 色の三原色と光の三原色(Flash動画)にて分かりやすく解説されています。

色とカラーコードの一覧は原色大辞典が参考になります。

ポイント3
ショートカットキーはマスターしているか

フォトショップに限った話ではありませんが、ショートカットの習得は作業効率・ストレスの少ない操作に欠かせません。
ここで使われるアルファベットのキーは、操作の頭文字であることが多いので意味を知っておくと比較的覚えやすいです。
※(Cmd)はMacのコマンドキーです。

ファイル関連のショートカット

この操作は、Mac・Windowsを問わずほとんどのソフトに共通して使えますので、最優先で覚えることをオススメします。

  • 上書き保存(Save)
    Ctrl(Cmd)キーを押しながらSキー
  • 別名で保存(Save As)
    Ctrl(Cmd)キーShiftキーを押しながらSキー

編集関連のショートカット

操作の頭文字が重複しているため、コピー以外のアルファベットは特殊です。
ファイル関連のショートカットと同じで、ほとんどのソフトに共通して使えます。

  • コピー(Copy)
    Ctrl(Cmd)キーを押しながらCキー
  • 切り取り(Cut)
    Ctrl(Cmd)キーを押しながらXキー
  • 貼り付け(Paste)
    Ctrl(Cmd)キーShiftキーを押しながらVキー

表示関連のショートカット

細部を確認したり細かい作業をするためのズームイン、全体のバランスを確認するズームアウトなどは使用頻度が高いです。
同メーカーのIllustratorとも共通ですので、両方使われるようであれば尚更覚えておきたいところです。

  • ズームイン
    Ctrl(Cmd)キーを押しながら+キー
  • ズームアウト
    Ctrl(Cmd)キーを押しながら-キー
  • 等倍表示
    Ctrl(Cmd)キーを押しながら1キー

選択範囲関連のショートカット

  • 全選択(All)
    Ctrl(Cmd)キーを押しながらAキー
  • 選択解除(Deselect)
    Ctrl(Cmd)キーを押しながらDキー
  • 選択範囲の反転(Inverse)
    Ctrl(Cmd)キーShiftキーを押しながらIキー

ショートカットについての詳細情報は、公式サイトのPhotoshop ヘルプ / 初期設定のショートカットキーをご確認ください。
※閲覧環境によっては操作内容がうまく表示されない場合があります。同ページにてPDFファイル(英語表記)をダウンロードしておくと便利です。

ポイント4
パターンファイルの自作

網掛けやドットのパターンは割と容易に作れます。
どちらも使い倒された感が否めませんが、サンプルとして3pixelの網掛けの作成手順を解説します。

1.幅、高さ共に3pixelの画像を作成する

画像の通り、カラーモード(M)はRGBカラー、カンバスカラー(C)は透明にします。
Photoshop ファイル作成画面

2.最大までズームする

上述のショートカット「Ctrl(Cmd)キーを押しながら+キー」を使うと楽です。

3.描画色を白にする

スウォッチの白をクリックして描画色を白にします。

4.鉛筆ツールで中心に45度の線を描く

右上、中心、左下を1回ずつクリックするとこんな感じになります。

Photoshop 網掛け

透明部分が真っ白で分からない時は…

画面上部のメニューより、編集(E)環境設定(N)透明部分・色域(T)の順にクリックします。

グリッドカラー(R)をからまたはに変更し「OK」ボタンをクリックします。

Photoshop 透明部分・色域の設定

5.パターン定義

パターンを登録し、塗りつぶしメニューから呼び出せるように設定します。
画面上部のメニューより、編集(E)パターン定義の順にクリックします。
分かりやすいパターン名を入力し「OK」ボタンをクリックします。
Photoshop パターン定義

6.パターンの使用方法

キャンバス全体を塗る場合は、後で調整できるレイヤースタイルのパターンオーバーレイが便利です。
任意の選択範囲に使用する場合は、画像情報のあるレイヤーではなく背景が透明な新規レイヤーを新たに追加して塗るようにすると訂正しやすいです。
また、レイヤースタイルに限り境界線をパターンで描画することも使用できます。
滅多に使いませんが知っておくと意外なところで役に立つかもしれません。

画面上部のメニューより、編集(E)塗りつぶし(L)の順にクリックし、塗りつぶしメニューを呼び出します。
使用(U)を描画色または背景色からパターンを選択して「OK」ボタンをクリックします。
Photoshop 塗りつぶしメニュー

このようにカスタムパターンに追加されていれば成功です。
Photoshop 塗りつぶしメニュー

パターンを選択して「OK」ボタンをクリックします。

以上です!
参考になるものはありましたでしょうか。
上達や普段の手間を減らすのヒントになれば幸いです。

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